実家の解体
亡くなった母の家に、
私の娘夫婦が住んでいたのだが
新しい家を建てるための
取り壊し作業が昨日から始まった。
古い家だったけど
私の両親が住む前は、
大工さんの住んでいた家なので
しっかりとした造りで、使い勝手もよい。
床や壁紙もきれいだけど
おそらく水回りはそれなりに劣化していると思う。
まだまだ住めそうなだけに
思い出がいっぱいの家を壊すのは惜しいし
何よりも苦しかった。
解体数日前は、最後の掃除をしてしっかりと拭きあげて
感謝とともにお別れをした。
昨日見に行くと、中の壁はすべてはがされていて
それを見たらまた涙と後悔があふれてきた。
でも・・・
潔い母は、これで良かったと思っていると思う。
若い夫婦が住みやすいようにしていけばよいと。
思い出のあるものを手放すのは凄く苦手。
だから物にあふれている。
大切なものこそ、自分の手で処分して
最後には何もなかったといわれるように
これから生きていくことが
私の課題。